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消え行く人
この道の行く先さえ 見えないというのに 昨日の想い出さえ 耐え難くて 短過ぎるこの髪を 伸ばす勇気未だ無いの 自分が誰なのか 知りたかった それだけだった ここが何処なのか 知りたかった それだけだった 強く握り締めた腕は 乾いた粘土のように 脆く砕けて乾涸びた 大地に返って行った 泣いている女の声が 耳障りで吐気がした 身勝手な人間は 好きに生きて好きに死んで 自分が誰なのか 知りたかった それだけだった ここが何処なのか 知りたかった それだけだった 開ききった瞳の奥は その全てを捕えていたの 今は白く濁って 光さえ射し込むことは無い 明日あたしは 歩く事が出来るのか |