ケムリ

あたしの手から滑り落ちた
暖かすぎた光は消えて
訪れた夜の中で
ひとり震えてた

静か過ぎる生活の中で
いつか狂う日がくるのでしょう
変わり果てた姿に
誰が 気づくのでしょう

背負わされた荷物は
余りに重過ぎて
両腕は痺れきっていた

枯れ落ちた葉が力無く
片隅で群れ舞い上がるの
激しい風に飛ばされて
見えなくなった

首をもがれたお人形は
降り続く雪に埋もれるでしょう
春の風が吹き出す頃
忘れるでしょう

埃に塗れた身体を
何が洗い流してくれるの
雨雲は何処にも無いのよ

青白い顔の子供が
行き交う人を睨み付けてた
いつものように空は低く
澱んでいた