オレンジ

消え無い両腕の痣に
気付く人など無いのに

安らぐ時は遠く
短い鎖が歩を阻む

刃向かう事も出来ず
かわす事も出来ず
ただそれに怯えていた
焦り出す心に
体は応えられず
もどかしさに泣く

手まねく丸い月が
その目を尖らせていく

倒れた私の頬に
擦り寄る煙たい声

鎖していた日々も
鎖されそうな明日も
全て道ずれにして
許されるのならば
この靴脱ぎ捨てて
今すぐに飛び立ちたい
オレンジの光が
やさしく包んで
最期を看取るの