雨風

囁きなど
もどかしくて叫びたくて
待ち疲れて
今 身を焦がす
両手を空に掲げて

生まれた音があたしを犯して
あなたの音があたしを狂わせた

張り詰めた胸の中で
射し込む光に何を見た

雨を待てずに
踊っていたあの場所で
濡れた風さえ心地良くて
その瞳の奥に映る幻と
あなたの波に身を委ねて

縺れた腕
切りとって解いて
あなたに ねぇ 捧げるの
怯えたように

雨を待てずに
踊っていたあの場所で
濡れた風さえ心地良くて
その瞳の奥に映る幻と
あなたの波に身を預けて
流す涙はとても甘いから
瞼溶かしてしまうけれど

白い煙に
巻かれていた全てから
記憶を辿っていった
翳む視界から抜け出せず
その声に咎められ
見つめる事さえ苦しくて
ただ祈って 踊っていたこの場所で
あなたの波に飲みこまれる為