晴空の雨

ありふれていた言葉や顔が
疑う事の無い日常がそこに在った
掌の中形を変えていく
二度と来ないこの一瞬が

泣き止んだ虫の音に
自分を重ねて
儚い運命と嘆いていた

忘れていたその歌を
思い出させてくれた
甘くて冷たい晴空の雨

割り切れない笑顔の中で
生きていくこと選ばずに
終わった全てを優しく抱きしめて
明日も変らず歩けるように

眩い光が導く場所へ
私の影さえ振り切って

忘れていたその歌を
思い出させてくれた
甘くて冷たい晴空の雨