涙時計

もしもこの世に生きて流せる
涙の量が決まっているのなら

いつか最後の一滴が
あの雲間から梯子を下ろすのなら

殺ぎ落とした心で
何もかもきっと捻じ曲げていく
歪む顔と曇ったこの黒目は
遠く崩れて

不自然な呼吸を繰り返し
生き永らえようとするその理由を

泣けなくなったあなたの苦しみが
私の時間を奪っていく